しばらく弾いてなかったギターですが、また触りだしました。
このギター『フェンダーデラックスロードハウスストラトキャスター – Fender DELUXE ROADHOUSE Stratocaster』を買って気になるところと言うか不満に感じるところがありました。
このギターにはフェンダーヴィンテージノイズレス(Fender Vintage Noiseless Stratocaster Single Coil pickup)と言うピックアップがついてます。
これは購入する時に惹かれたポイントの1つです。
シングルコイルは出力が低くノイズが増えてしまう
シングルコイルはハムバッカーに比べてノイズが出やすく、出力が小さめなのでエフェクトのかかり具合も弱くなります。
私の場合、アンプはクリーンにしてエフェクターのオーバードライブで歪ませるセッティングなのですが、ノーマルのシングルコイルだとドライブを上げても歪みは弱いです。
例えばジャズコーラスにBOSSのスーパーオーバードライブをつないでドライブをマックスにしてもリッチーブラックモアのような音は出ません。
ピックアップの出力が弱いからと言ってスーパーオーバードライブの前に何かエフェクターをつないでレベルを上げたら、すごいノイズになります。
※ちなみにBOSSのデジタルのオーバードライブ(OD-1X)ならノーマルのシングルコイルでもじゅうぶん歪むみたいです。
BOSSオーバードライブ(OD-1X)はこちら
BOSS OD-1X [OverDrive] 【期間限定★送料無料】 【ikbp5】 【IKEBE×BOSSオリジナルデザインアルミスポーツボトルプレゼント】 価格:16,500円 |
ホットレイルとヴィンテージレイルにBOSSのデュアルオーバードライブ
スタジオミュージシャンをしていた頃に使っていたストラトには、リアにダンカン(SEYMOUR DUNCAN)のホットレイル(Hot Rails / SHR-1b)を、フロントに同じくダンカンのヴィンテージレイル(Vintage Rails / SVR-1n)をつけてました。
このギターにBOSSのデュアルオーバードライブ(DUAL OverDrive / SD-2)をつなぐと、しっかり歪んでくれて、両方ともシングルコイルサイズのハムバッカーなのでノイズも少なかったです。
だたホットレイルとヴィンテージレイルとの出力差が大きくてセッティングが難しかったのです。
フェンダーノイズレスをダンカンのクールレイルに交換!
購入時に惹かれたヴィンテージノイズレスでしたが、結局ピックアップを交換しました。
フロント、リア共にダンカンのクールレイル(COOL RAILS / SCR-1n、SCR-1b)をつけました。
Seymour Duncan 《セイモア・ダンカン》 SCR-1n Cool Rails / for Neck 価格:9,900円 |
Seymour Duncan SCR-1b Cool Rails Bridge White ギターピックアップ 価格:10,780円 |
ピックアップは通販で買いました。
もちろん正規品で、かなり安かったです。
クールレイルの音質と特徴
クールレイルはシングルコイルサイズのハムバッカーで、ヴィンテージノイズレスより少し出力が大きくてサスティーンが良く、シングルコイルらしい音質やアタックは健在で、そしてノイズが少ないです。
ホットレイルは中低域が上がった音で音抜けが良くなかったので、ノーマルのシングルコイルに近いクールレイルにしました。
プッシュタイプのボリュームポットをノーマルなポットへ
それから、デラックスロードハウスは一般的なストラトのボリュームポットがプッシュタイプになっていてプリアンプがついているのと、フロントピックアップのトーンポットがセレクトスイッチになっています。
セレクトスイッチで各ピックアップの組み合わせを選んだり、プリアンプをオンにするのは全く使わないので、一般的なシングルコイルのストラトの配線に変更してもいました。
その際にボリュームポットとフロント用のトーンポットも交換してもらいました。
京都伏見の藤森にある「イーストヴィレッジギター」
さて、ピックアップの交換をどこの楽器屋さんに頼もうかとネットで調べていたら、前から気になっていた伏見の藤森にある『イーストヴィレッジギター』に決めました。
『イーストヴィレッジギター』はオーナーのがんさんお一人で経営されてるのですが、ギターにとても詳しくリペアにかなり定評のあるお店です。
今回のピックアップ交換諸々の工賃は!
今回の費用はピックアップ以外の工賃、パーツ全部で11000円で、お昼にお店に持って行き預けて翌日のお昼にはもう出来上がってました。
仕事が速くて丁寧でプロのギタリストからもお仕事の依頼がある、とても信頼出来る楽器屋さんです。
ちなみにオーナーのがんさんは、私が高校生の時に二条のワタナベ楽器で初めてギターを買った際に対応してくれた方でした。
これはご縁があるんかなぁと思いました。
これからはギターのことはこちらの『イーストヴィレッジギター』に、オーナーのがんさんにお願いしようと思います。
ピックアップ交換後の音の違い
気になるクールレイルの音ですが、フェンダーのシングルコイルの特徴がありクリーンなセッティングのアンプでもオーバードライブをつないでちょうどいい歪み方をしてくれます。
フロントで弾いてもハムバッカーのようにアタックが潰れません。
コードを弾いてもちゃんと全部の音が1つずつ聞こえるし、ピッキングの細かいニュアンスも出ます。
もちろんノイズは小さめです。
VOXのアンプ(PF-10 / Pathfinder 10)にダイレクトに挿してクランチではない方でゲインをマックスにすれば、ブルースっぽい透明感がありとても気持ちがいい音が出ます。
VOX / PF10 Pathfinder10 ギターアンプ PF-10【YRK】《特典つき!/ 2100000052264》 価格:6,303円 |
サスティーンもバッチリです。
フロントでアルペジオを弾けば空間系のエフェクターとの相性は最高です。
ピックアップを交換したのは正解やったし、うまい楽器屋さんに出会えたこともとても嬉しかったです。
SATSUMA3042さんがデラックスロードハウスを紹介されてる動画
最後にYouTubeでリッチーブラックモアやイングヴェイなどのコピーをして、素晴らしいギタープレイを聞かせてくれるSATSUMA3042さんがデラックスロードハウスを紹介されてる動画を掲載しておきます。動画のギターはピックアップがノイズレスではないみたいです。
コメント