-怖い話-早朝怒鳴り込んで来た玄関のドアを蹴る女!

これはリアルで怖かった時の体験談です。
一人暮らしをして1ヶ月を過ぎた頃でした。
ウチの左隣は30歳前後くらいの女性が住んでました。


確か2月だったと思うのですが、朝5時頃にトイレに行ってベッドに戻って来たら、突然左隣の女性がおい!と大きな声を出しました。
所詮ワンルームマンションなので大きな音でテレビや音楽をかけてると隣にも聴こえてしまうので、大声を出せば聞こえます。
そしてベランダの窓を開けてこっちや!と言った後に、玄関から通路へ出てウチの呼び鈴を連打しながらドアを蹴ったり叩いたりして来ました。
おい!出て来い!いるんやろ!いるのは分かってるぞ!と怒鳴ってます。
無視してるとドアの郵便受けを押して開けて部屋の中を覗いてきた時に一瞬目が合ってしまい、おい!やっぱりいるやろー!開けろーっ!と絶叫。
もう明らかに目がおかしかったです。

私はお隣さんが何を怒っているのか全く訳が分からず、とにかく物音を一切立てないようにしてお隣さんが諦めて部屋に戻るのを待ちました。
4分ほど怒鳴り散らしドアを蹴りまくってたけど、私が何も反応しなかったからか何やらブツブツ言いながら部屋に戻りました。
それから私は仕事に行くまでの約3時間、テレビは点けず、顔を洗ったり歯を磨く時の洗面の水の流れる音も出来る限り出さないようにして、とにかく無音でいました。
トイレは駅に着くまで我慢しました。
出かける時にドアの開閉音や鍵をかける音を聞かれてまた部屋から出て来られてもイヤなので、まるで泥棒みたいに動いてました。
怒鳴り込んで来た原因が全く分からないので対処のしようがないけど、とりあえず騒音だけは常に気をつけるようにしました。

その後お隣さんは怒鳴り込んで来ることはなく何もトラブルはありません。
夏になり祇園祭の宵山の夜、深夜2時頃にお隣さんが男性と一緒に帰って来ました。
静かな環境なので、通路での話し声で私は目が覚めました。
2人はお隣さんの部屋に入り楽しそうな話し声が15分くらい聞こえて来て、その後エッチが始まりました。
こちらの部屋側にベッドを置いてるのか壁にガンガンと当たる音が続きました。
こんな風にしてくれる人初めてやーとか優しいねんなとか、とにかく男性はお隣さんを相当気に入ってるみたいでした。

エッチが終わりまた2人は楽しそうに話してたのが、突然お隣さんがキレたみたいで怒鳴り出しました。
男性はえ?なんで?と問いかけるも女性から帰れー!今すぐ帰れー!出て行けー!と怒鳴られ、最後には玄関のドアから強引に出されて二度と来んなー!とカバンを外へ放り投げられてました。
私は覗き窓から呆然と立ち尽くす男性を見ました。
真冬の深夜3時くらいです。
地下鉄動いてません。

この時点でお隣さんがどういう人なのかはっきり理解出来ました。
何かあった時に包丁でも持って怒鳴り込んで来てもおかしくないなと思い、ウチに怒鳴り込んで来た時に出なくてホンマに良かったと思いました。
挨拶しても何も返さない人なので、それ以降挨拶すらしなくなりました。
とにかく音だけは気をつけようとお風呂や洗濯は早い時間にするようにしてましたね。
あの朝、一体何にブチギレてたのでしょう。

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