-育児-ASD(自閉症スペクトラム)の子供の発表会

娘の保育園の発表会でした。
緊張しながらも笑顔だったので良かった。
発表会は保育園ではなく近くのホールでするので音響も照明もしっかり演出してました。

私は発表会にはとても辛い思い出があります。
最初の結婚の時のこと。
双子の娘がいて上の子だけがASDでした。
具体的にはADHDと軽度のLDで、幼稚園には面接の時に話して理解してもらって入園しました。

娘が年長の時の発表会は園ではなく別のホールですることになったのですが、幼稚園から、ステージが高く先生も他のことがあって忙しく構いきれないから危険なのでと発表会には出すことは出来ないと言われて、上の子は私と家で留守番してました。

発表会の様子はネットで流れてたので下の子のを観ようとつけてたけど、上の子がそれを観て不思議そうに下の子の名前を呼んで『どこにいるの?』とか『なんで?』とか繰り返し言ってました。
ものすごく辛かった。

でも上の子はパソコンで下の子がやってるお遊戯や体操、お歌など、全部目の前でやってくれました。
いろんな感情が出て来て泣きました。
これは私しか見てないし、どれもちゃんと出来てました。
幼稚園に文句はなにもないし、毎日ずっとじっとしない子をみててくれたから。
簡単なことではないのはよく分かってるから、感謝しかありません。

さて、今日も明らかにASDの子が何人かいました。
親は周りの子たちと違うことはよく理解してるとは思うけど、その明らかに違う様子を見て悲しい気持ちがあるのは分かります。

お遊戯や楽器、お歌が全く出来てなくて、ただキョロキョロしたりウロウロして先生に定位置に戻される。
その繰り返し。

親の気持ちとしては、せめて他の子に迷惑をかけることだけはして欲しくないとヒヤヒヤしてると思います。
ビデオを撮ってる人はたくさんいるので、そこにウロウロしたりちょっかい出す様子はしっかり映ってしまってるから、観る度に『この子ASDやな』って話題にあがることでしょう。

今日の発表会を観ながら辛いこといっぱい思い出したけど、離婚してもう一切あの子たちのことを助けてあげられない私は偉そうなことは言えないし。
毎日何回も心の中で応援しても、そんなことであの子たちの実際の生活が楽になることなんてないし。
思い出したり考えたりするとしんどくなるけど、あの子たちや元妻はそれよりもっとしんどいはず。
もう自分が情けなくて仕方がないです。

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