リッチーブラックモアお気に入りリフ8選 !レインボー ー Rainbow編

リフと言ってもギターを弾かない人には“なんのこと?”と思われることでしょう。
リフとは、曲の中で繰り返し演奏される単音や和音、コードなどから作られた各楽器のフレーズのことです。
例えばテレビやCMなどで聴いたことがあると思いますが、缶コーヒーのUCCブラック・無糖のCMのバックで流れてた曲『ブラックナイト – Black Night ー Deep Purple』のイントロがリフです。
また同じくディープパープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター ー Smoke on the Water』のリフは世界的にも有名で、聴いたことがある人も多いことでしょう。
リフだけ聴いてもそれが何の曲かが分かるくらい、リフは重要なパーツです。

リッチーはそのリフを作る天才です。
さて、今回は私がレインボーの曲で、これがよく出来てると思うリフ8つを選びました。

『銀嶺の覇者 ー Man on the Silver Mountain』
『銀嶺の覇者 ー Ritchie Blackmore’s Rainbow』収録。
リッチーのリフの基本は4度の和音です。
この曲のキーはGmで、6弦のルートと4弦+5弦や3弦+4弦の4度の和音でリフが構成されてます。
6弦のルート音を和音の間に入れるのもリッチーが得意とするところです。
その際、リッチーと同じように6弦を親指で押さえると弾きやすくなります。
ちなみにリッチーに限らずロックギタリストは4度の和音を指1本で押さえてます。

『16世紀のグリーンスリーヴス ー Sixteenth Century Greensleeves』
『銀嶺の覇者 ー Ritchie Blackmore’s Rainbow』収録。
パープルの『ストレンジ・ウーマン – Strange Kind of Woman』に似た雰囲気のリフです。
リズムと合わせてヘビーなリフになってます。

『オール・ナイト・ロング ー All Night Long』
『ダウン・トゥ・アース ー Down to Earth』収録。
ロジャーがこの曲のメロディを作ったらしいのですが、リフまで作ったのかは分かりません。
パープルに入ってすぐに『スピード・キング – Speed King』のバッキングのアイデアを出したのはロジャーらしいので、この曲もロジャーがベースで単音で作ったのをリッチーが4度の和音にしたのかもしれないですね。
でも0からリッチーが作ったとしても何の違和感もありません。

『キャント・ハプン・ヒア ー Can’t Happen Here』
『アイ・サレンダー ー Difficult to Cure』収録。
このリフは4度の和音の間に指板をどこも押さえない開放弦を使ってます。
途中で単音も入ってます。
結構忙しいリフで、今回挙げたリフの中では正確に弾くには1番難しいかもしれません。

『ストーン・コールド ー Stone Cold』
『闇からの一撃 ー Straight Between the Eyes』収録。
コードフォームを崩しながら展開していくリフです。
バラードの曲の雰囲気に合った、よく考えられてるリフです。

『パワー ー Power』
『闇からの一撃 ー Straight Between the Eyes』収録。
GコードとCコードを行ったり来たりするリフなのですが、リッチーは6弦を親指で押さえるのでネックを握るように弾きます。
それでGコードを押さえて、次に指を離さずに中指と薬指を寝かせてCを押さえるのを繰り返すと、このリフを弾くことが出来ます。
ちなみに、アルバム『虹を翔る覇者 ー Rising』に収録の『ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ ー Do You Close Your Eyes』でも似たリフを同じ押さえ方をしてます。

『ドリンキング・ウィズ・ザ・デヴィル ー Drinking with the Devil』
『ストリート・オブ・ドリームス ー Bent Out of Shape』収録。
シンコペーションの前ノリなリフです。
シンプルですけどカッコ良く、アップテンポにぴったりです。

 『メイク・ユア・ムーヴ Make Your Move』
『ストリート・オブ・ドリームス ー Bent Out of Shape』収録。
4度の和音で構成されているヘビーなリフで、アップテンポの曲に相応しく疾走感のあるリフです。


リッチーは、和音を使ったリフだけでなく、単音のリフもカッコいいのがたくさんあります。
『ロング・リヴ・ロックン・ロール ー バビロンの城門』に収録の『ロング・リヴ・ロックン・ロール ー Long Live Rock ‘n’ Roll』や『ダウン・トゥ・アース ー Down to Earth』に収録の『ロスト・イン・ハリウッド ー Lost in Hollywood』、そして『孤高のストレンジャー ー Stranger in Us All』に収録の『ブラック・マスカレード – Black Masquerade』など、キリがないですね。

いかがだったでしょうか。
ロックバンドで曲を作るなら、リッチーのようにカッコいいリフを考えてみるとうまく曲が作れるかもしれません。
(@^^)/~~~では。

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