テレビの心霊の番組で除霊のシーンがありますよね。
昔の心霊番組でよくあったのは、スタジオ収録中に突然誰かが気分が悪くなり、出演してる霊能者がその場で除霊をすると言うもの。
私はそれを見る度に、この霊能者はどうやって除霊の仕方を覚えたのかが気になってました。
除霊の仕方は、
①悪い霊が取り憑ついた人の肩や背中に手を当ててお経を唱える。
②時々肩や背中をさすりながらお経の声が大きくなる。
③決めセリフを言いながら強く叩いて霊を祓う。
だいたいこんな感じです。 すごいですね。
誰が最初に除霊のやり方を発見し、出来るようになったのでしょうか。
その能力だけで一生食べていけると思います。
では、自分も困ってる人のために悪い霊を祓ってあげたいと言う人はどうすれは出来るようになるのでしょうか。
除霊を教えてくれる学校は聞いたことがありません。
“除霊教えます”なんて看板は見たことがありません。
除霊の仕方マニュアルなんて本も見たことがありません。
また、除霊に資格がいると言うのも聞いたことがありません。
ユーキャンには除霊の資格なんてありませんから。
でも霊を祓うのですから、霊が見える人でないといけないですね。
しかもただ見えるだけではダメで、善い霊か悪い霊かを判断出来る人でないといけません。
間違って自分を護ってくれてるご先祖様の霊を祓ってしまったら大変なことです。 だから霊と会話が出来る人なら尚いいでしょうね。
ちなみに、大きな寺院のお坊さんでも除霊の仕方なんて分からないと思います。
ウチに来るお坊さんは不思議な体験はたくさんしたけど、霊を見たことは1度もないって話してましたし。
さて、霊が見えて霊の善悪を判断出来るとしましょう。
そんな人が除霊を出来るようになるには、すでに除霊が出来る人に直接教えてもらうしかありません。
霊能者が弟子をとっているかは知らないですが、その霊能者もまた誰かから教えてもらい出来るようになったはずです。
なので、その指導の中で、まず霊が憑いてるとこに手を当ててお経を唱えることから始まり、霊が抵抗を見せて来たら声を大きくし、霊が怯んで来たら強く叩いて追い出す、と習うことになります。
強く叩く時に、叩く手を真上に上げてから叩くとか、その手は左右どちらの手でするとか、叩く時に繰り返し唱えるお経はどの部分にするとか、霊がなかなか怯まない時には別のお経を唱えたり違ったアクションをするとか、そういうのは指導する霊能者によって違うのでしょう。
何が有効なのかは、教えられて実際やってみないと分からないはずです。
だから、霊能者が実際に誰かを除霊してるのを横について見て、霊能者が『こいつは手強いから別のやり方にする』とか『この状態が怯んでる』とか、慣れて来たら『この霊は弱そうやから、オマエがやれ』とか、そんな流れで覚えて行くのだと思います。
ちゃんと除霊が出来たかどうかは、霊が見える人は除霊出来たと分かります。
悪霊が憑いてた人も体が楽になったはずなので、除霊出来たと分かります。
分からないのは霊なんて見えない周りにいる人です。
ここが怪しまれるポイントですね。
テレビでは気分が悪くなるお客さんは霊能者の関係者のようです。
除霊には命の危険が伴うと言うので、それでも困ってる人のためにやりたい！と言う人は誰かに弟子入りして出来るようになるといいでしょう。
出来るようになれば、例えばクラウドワークスで“除霊出来ます”とアピールしたら、困ってる人が依頼してくるかもしれません。
悪霊1体につき10000円～とでも書いておけば結構儲かると思います。 霊能者と言う言葉は誰かが作った便利な言葉で、みんな“自称”です。
超能力者と同じですね。
世間の人は、霊能者と名乗る人は除霊出来ると思ってるはずです。
もし除霊出来ないのにお金をとっていたら、ニュースで自称霊能者による詐欺と言われることでしょう。
除霊が出来るようになりたい人は、すでに除霊が出来る霊能者にしっかり教えてもらいましょう。
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