子供のころ、毎年夏になると母の田舎の愛媛の松山に遊びに行ってました。
夜はいつも二階の階段を上がったところの部屋で母と2人寝ていました。
なぜかよく夜中2時に目が覚めるんですけど、そうすると廊下がぼや~っと明るくなり人影が障子に映ります。
そしてまるで台車に乗せられているかのように、ゆっくりとすべるように移動して行きます。
足ははっきり見えないので動いてる感じがなく本当に滑るように移動してました。
見えなくなるまで目で追い、急いで障子を開けるんですけど、行き止まり、壁なんです。
母に言うと「夢でも見てたんでしょう」と毎回言われてましたが、かなりの確率で見てたので夢ではないと確信してました。
でも全然怖く感じないのが不思議でした。
大人になってからその時のことを思い出して話すと、母は「実は私も何回も見たよ」と言われました。
当時は私が怖がると思って言わなかったらしいです。
体験したのが自分だけじゃないって真実ですよね。
母が言うには「おじいちゃんとちゃうかな?遊びに来てるから会いに来てくれたんやろ」と言うことでした。
確かにおじいちゃんのようにとても背が高かったです。
全然怖さを感じなかったですよ。
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