義援金と支援金の違いとは?どちらを選べばいい?

非常に大きな自然災害や事故などが起こると、ただ見ているだけではなくて、助けてあげたい。自分でも何かやれることはないかな?と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
体力や時間のある人なら直接復興支援に行くのもありですが、なかなかそうはいきませんよね。
そこで最も手軽に支援活動に参加する方法として、お金を寄付するという行為があります。
これなら誰でも確実に支援できますよね。
でもどうすればいいの?
でもいったいだれに、どこに、お金を寄付すればいいのでしょうか。
よく駅やスーパーの前などで募金活動しているのを目にしますが、本当にみんなの寄付したお金が被災地に届いているのか、今まさに援助を必要としている人たちに届くのだろうかと不安になっている人も多いと思います。
さらに、ニュースなどでよく耳にする『義援金』と『支援金』とはいったい何が違うのでしょうか。
調べてみました。
『義援金』とは?
被災者の方々へ、お悔やみや応援の気持ちをこめて贈るお金のことで、赤十字や赤い羽根共同募金、自治体、TV局などが窓口となっています。
また『義援金』は被災者に直接渡されるお金のことを指します。
集められた『義援金』は、”義援金配分委員会”によって正しく平等に分配されます。
そのために正確な被災状況などを把握、確認する必要があり、被災者に配布されるのは被災からちょっと時間が経過した後になります。
しかも配布作業も被災自治体が担当することになるので、何かと慌ただしいときにその負担は大きいと言えます。
勘違いしやすいこととして、『義援金』は、ボランティア団体や行政が行う復興事業、緊急支援などには使われません。
『支援金』とは?
支援団体を経由して寄付をします。
あなたが応援したい団体や関心がある分野の団体を自分で選んで寄付し、被災地の支援に役立ててもらうお金のことです。
被災地で直接活動してくれる団体や機関(NPO・NGO)を支援するためのお金になります。
『支援金』は、被災者からのニーズに対して、各機関や団体が各自の判断と責任において柔軟に使用できるので、すぐに活用されます。
『支援金』の使い道は、支援先の団体に任せることになります。
各団体ごとに使途や収支の報告を行って透明性を確保しようとしていますが、実際は具体的に何に使われたのかを私たちが把握することはできかねます。
大きな違いは?まとめ
『義援金』と『支援金』の一番の大きな違いは、その寄付金が使われるタイミングです。
災害が発生して間もない段階では『支援金』が有効活用されやすいです。
一方で『義援金』は、災害からしばらく経って復興、復旧の目処がたった時期に使われることになります。
テレビなどのニュースを見て、今本当に必要なのは『義援金』なのか『支援金』なのかを判断する必要がありますね。
せっかくの寄付ですから、無駄にならないようにちゃんと理解しておかなければいけないですね。

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