将棋初心者が語る将棋のルール!~駒の動かし方編~

私が小学生の時にクラスで将棋がブームになり、将棋好きな父に将棋を教えてもらったのが、将棋を知ったきっかけです。
その頃丁度、森田剛さん主演の将棋をテーマにしたドラマが放送されたこともあり、益々将棋にハマってしまいました。
今は将棋をする相手がいなく、スマートフォンのアプリでするくらいですが、やはり今でも将棋は好きです。
実力は初心者同然ですが、将棋の良さを知ってもらいたいなと思ったので、まずは基本中の基本である駒の動かし方についてまとめてみました!



将棋の駒の役割とは?その1!
将棋は王将が取られてしまったり、もうこれ以上王将に逃げ場がないときに勝敗が決まるゲームなので、駒をいかにうまく使って王将を取りに行くかが重要になってきます。
となると、駒の動きが分からないと将棋を始めることができません。
なので、最初に動かすことが多い駒の動きについて紹介します!

 

将棋の駒の中で1番駒の数が多く、強さの度合いで言うと、1番下となります。
ですが、歩を馬鹿にしてはいけません。
歩を上手く使えるか使えないかで、勝負の行方は大きく変わってきます。
実際、父と将棋をした時は、父は歩3つと王将だけで私と勝負していました。
歩の動きなのですが、歩は前に1マスしか動かすことができません。
ですが、歩が相手の陣地に入ると、【成る】ことができ、読み方はと金となります。
動きも名前の通り、金と同じ動きができるようになります。

 

香車
この駒もさほど強い駒ではありませんが、使い方次第では、試合を優位に運ぶことができます。
では動きなのですが、前方にしか進めませんが、駒にぶつかることがない限り、どこまでも前に進むことができます。
相手の陣地に入り【成る】と、『成香(なりきょう)』と呼び方も変化します。
動きは金と同じになりますが、香車のような前に突き進む動かし方はできなくなります。

 

桂馬
この駒は少し変わった動きをするので、少し扱いにくくはありますが、なくてはならない大事な駒です。
動きは、1つマスを空けた斜め前(左右どちらとも)となります。
私は父に、ミッキーマウスの耳の位置と教えてもらいました。
相手の陣地に入ると、『成桂(なりけい)』となり、金と同じ動きをします。
ですが、桂馬の時と同じ動きは出来ません。 

 

将棋の駒の役割とは?その2!
では、次に攻守の要となってくる駒について説明していきます。

 

この駒は攻守に優れているので、使いやすい駒とも言えます。
銀の駒の左右と真後ろ以外に1マス、動かすことができます。
相手の陣地に入ると、『成銀(なりぎん)』となり、金と同じ動きになりますが、銀の駒の時のように斜め後ろに進むことはできません。

 

この駒は基本的に、王将を守る駒として使うことが多いです。
斜め後ろ以外の場所に1マス、動かすことができます。
金に関しては、相手陣地に入っても変わることはなく、動きも同じままです。

 

飛車
この駒は攻撃には欠かせない駒で、初心者が使いやすい駒でもあると思います。
事実、私はこの駒を取られてしまうと、かなり焦りを憶えます。
動きとしては、前、後ろ、左右に制限なく動かすことができます。
相手陣地に入ると、『龍(りゅう)』となり、元の飛車の動きに加え、金と同じように、斜め前と斜め後ろに1マス動かすことができます。

 

この駒も飛車同様に、攻撃に置いてかなり重きを置く駒です。
ですが、初心者にとっては少し扱いにくい駒かもしれません。
動きとしては、斜め前、斜め後ろに制限なく動かすことができます。
相手の陣地に入ると、『馬(うま)』となり、元の角の動きに加え、前後左右に1マス動かすことができます。

 

王将
王将を取られると負けになってしまうので、王将自体が攻めに入ることはありません。
動きとしては、どの方向にも1マス動かすことができます。
相手陣地に入ることはほとんどありませんが、入っても【成る】ことはありません。

 

駒は必ず成らなければならない?
駒が成るとは、相手の陣地に入った時に、駒を裏返すことを言います。
成る場合は『成(なり)』、成らない場合は『不成(ならず)』と言います。
相手の陣地に入った時、成る・成らないに関しては、自分の判断で決めることができます。
安易に強くなるから、といって成ってしまうと、後々後悔してしまうこともあります。
成ってしまったら、元の駒に戻すことはできないので、成る・成らないはよく考える必要があります。
成ることによって、選択肢が広がり良い面ももちろんあるのですが、元の駒の役割が合う局面も出てきます。
ちなみに、元の駒に戻ることができるのは、相手が自分の駒を取り、相手の持ち駒となった時だけです。
また、持ち駒を相手の陣地に置くときには、成った状態で置くことはできません。
相手の陣地に元の駒の状態で置いた後、動かした時に成ることができます。
成る・成らないが勝敗を大きく左右すると言っても過言ではありませんね!

 

将棋初心者が語る将棋のルール!~駒の動かし方編~のまとめ
今回は、将棋の駒の動かし方について説明しましたが、将棋は奥が深いので、駒の動かし方を知っただけでは勝つことはできません。
ですが、駒の動きを知らないことには、将棋を指すことはできないので、最初に知っておかなければならない基本中の基本です。
駒の特性を知ると、少し将棋が分かったような気持ちになるのではないでしょうか。
この記事をきっかけに、将棋に興味を持ってもらえると嬉しいなと思います。

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