夏のイタズラ!セミの大合唱と発狂して激怒した母

やっと梅雨明けしました。
あちこちでセミが鳴いてますね。
子供の頃ってセミ捕まえませんでしたか?
私はよく捕りに行ってました。
小学校に入った頃の話です。
夏休み、私は1人で緑色の虫かごと背丈の倍くらいある虫とりアミを持って、セミがたくさん捕れる近くの公園とちょっと遠い神社まで出かけました。
まずは近くの公園です
元気よく鳴いているので簡単に見つけられますよね。
私は1匹、また1匹と捕まえて行きました。
セミって案外捕まえやすい部類に入ると思います。
それにあの捕まえた時に虫とりアミの中でビービー鳴いて暴れてるのが好きでした。
もしかしたら私は”S”だったのかもしれない…フフフ。
近くの公園では木が少なくてあまり捕れなかったので、ちょっと遠い神社へ向かいました。
次はちょっと遠い神社です
セミの鳴き声が聞こえてきました。
神社は木がたくさんあります。
セミもたくさんいるだろうと思ってワクワクしました。
私は無心でセミを捕まえて行きました。
セミと言ってもアブラゼミがほとんどです。
たまにツクツクボウシもいましたが、数は少なかったです。
やがて虫かごの中はセミでいっぱいになりました。
20匹弱は捕まえたと思います。
どうしてなのか今となっては分かりませんが、セミの抜け殻もたくさん入ってました。
とりあえず満足した私は家に帰ることにしました
鍵っ子だった私は大量のセミを自慢する人が誰もいなくて、そのセミをしばらく眺めてました。
そこで1つのアイデアが浮かびました。
部屋の中でセミを全部解放してやろうと思いました。
部屋は母がメインで使っている部屋で、夜は私と父と母が寝ている”中の間”と呼んでいた畳の部屋です。
虫かごのセミを全部取り出し”中の間”へ放ちました。
柱やカーテンにへばりつくセミたち。
母が毎日使っている鏡台に不時着するセミもいました。
”中の間”はあっという間に”セミの間”になりました
疲れた私は”セミの間”で横になりました。
しばらくしてセミが鳴き始めました。
1匹、また1匹と次々と鳴き始めていくセミ。
時々ツクツクボウシの鳴き声も聞こえていました。
”セミの間”はサラウンドで大合唱が響いてました。
この状況を誰かに自慢したくなりました
そこで友達を急いで呼びに行きました。
友達を連れて家へ戻って来た私は、どや顔で自慢しました。
友達は喜んでくれてました。
公園や神社へ行って捕まえた話をしながらセミの大合唱をしばらく聞いてたけど、すぐに飽きてきて私と友達は外へ遊びに行ってしまいました。
部屋の中はそのままで…。
家に帰ったら、仕事から帰ってた母から呼ばれました
母から、なんでセミを部屋で放したのか!なんでそのままにして遊びに行ったのか!!ときつく叱られました。
気が狂いそうやったよっ!と大の虫嫌いの母が言いました。
ちなみに手で捕まえたくないからホウキで外へ1匹ずつ出して行ったらしいです。
でもどうしても捕まえないと無理な時は手で捕まえたそうです。
気が狂いそうではなくて、発狂してたんでしょうね。
でも母って強いです。
今でもセミの鳴き声を聞くと、あの時のことを思い出します。

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