プールで日焼け止め禁止な理由。それでもあなたはプールに行く?

毎日暑いですねー。
真夏日どころか猛暑日の日も増えています。
こんな日はアイス片手にプールにボートを浮かべてプカプカ浮いていたいです。
でも気になるのは日焼けですよね。
それなら日焼け止め塗ればいいやん!って思う人も多いと思いますが、これが禁止されているプールが結構あるみたいです。
いったいどうしてなんでしょうか。

ラッシュガードの着用すら認められていない現状

学校のプールを始め、公営プールや商業施設のプールでも日焼け止め(日焼け止めオイル・日焼け止めクリームなど)を禁止しているところがあります。
理由は水の汚染です。
日焼け止めの成分がプールの水に溶けだして、水を汚染しているらしいです。
でも紫外線は皮膚がんを引き起こすこととして有名ですよね。
日焼けは皮膚がん、シミの原因となります。
健康な肌を保つために日焼け止めの使用を認めるべきではないでしょうか。
ちなみに学校ではラッシュガード(日焼け止め用の長袖のシャツ)の着用すら認めていないケースも多いらしいです。

日焼け止めを禁止する理由

日焼け止めを禁止している学校の90%が、プールの水の汚染を挙げています。
また、ある屋外プールは同じくプールの水質が汚染されるからという理由で日焼け止めを塗った人の入水を禁止しています。
たとえ水に流れ落ちにくいウォータープルーフタイプの日焼け止めを塗ったとしても、プールの消毒用に入れられている塩素の影響でその多くは流れ落ちてしまうみたいです。
ではいったいこのプールの水の基準ってどんな基準なんでしょうか。

国はプールの水質基準を設定しています

水の濁り具合や水素イオン濃度、そして残留塩素濃度などの数値を満たす必要があるようです。
分かりやすく言うと、基準値は水道水の衛生基準を参考にして、飲んでしまっても大丈夫かどうかを目安に設定されているらしいです。
確かにプールの水って子供は特に思わず飲んでしまう状況もありますけど、水道水と比較するのはどうかなと思いますが、かなりきれいな水だと言うことは間違いないですね。

では、実際はどれくらい汚染されているんでしょうか

専門家が水の汚染度について詳しく調べたところ、殺菌力に影響を及ぼすpHはほぼ基準値内でしたが、水の濁り具合は基準値を下回っていました。
しかしながら問題にあげるほどの汚染ではないという結果でした。
それならば日焼け止めの使用を認めていいのではと行きたいところですが、なかなかそうは行きません。
日本学校保健会が発行するマニュアルには、「一般的な日焼け止め剤を、無条件に全員が使用することを容認すると、プール水の汚れの要因になります」と書かれていて、それを理由にしているところが多いみたいです。
世界的に見ても、日焼け止め禁止の屋外プールは日本くらいです。

プールで日焼け止め禁止な理由。それでもあなたはプールに行く?まとめ

WHO(世界保健機関)は皮膚がん予防のために、子供のうちから紫外線対策をするべきだと提言しています。
水の汚染が問題ないレベルであるなら、健康上の理由を最優先させるべきだと思いますね。
また、日焼け止めを禁止するなら、せめてラッシュガードの着用を認めてあげるべきだと思います。
学校ならラッシュガードの生徒への配布も考えると良さそうですね。
紫外線対策は大切ですから、日本学校保健会はマニュアルを早く改訂すべきだと思います。
プールは日焼けを気にせず楽しみたいですね。

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